熟練職人二人の手仕事が生む、TARA BLANCAならではの逸品「Ari&Needle」。他ではなかなか出会えない、アリー刺繍とニードル刺繍が融合した特別なストールで す。 まずは、このストールの魅力をより楽しんでいただくために、二つの刺繍技法についてご紹介します。
TARA BLANCAのアリー刺繍

花、湖、山、美しいカシミールの大自然からのインスピレーションを受けたカシミール地方の伝統技術で、細い鉤針を使い下から糸をすくって刺繍します 。
TARA BLANCAではストールの生地や刺繍方 法によって糸を使い分けていますが、アリー刺繍の際はニードル刺繍よりも1.5倍ほど太い糸を使用します。
円を描くように色を変えながら一針一針刺繍をし ていきます 。刺し方は違いますが、フランス刺繍のチェーンステッチと似た仕上がりになります。 ステッチのひと目毎の太さと、立体感が特徴。だからこそ、大胆で伸びやかなモチーフを描くTARA BLANCAのストールに欠かせない技法なのです。

くっきりとした美しい文字も、このアリー刺繍ならではの表現力で実現しています。 伝統と自然の息吹が息づく刺繍の魅力を、ぜひTARA BLANCAの手刺繍ストールを通して感じてみてください。
TARA BLANCAのニードル刺繍

TARA BLANCAのニードル刺繍は、インドのロイヤルファミリーやマハラジャたちが愛した伝統的なモチーフからインスピレーションを受けています。一本取りの細いラインの刺繍を丹念に刺し進めることで、驚くほど繊細で緻密な模様を描くことができるのが、この技法の魅力です。

同じカシミールの伝統刺繍でも、アリー刺繍は鉤針を使った大胆な表現が特徴ですが、カシミヤのようにデリケートな素材には、より細やかな表現が可能なニードル刺繍が多く用 いられます。特にカシミヤに刺繍を施す場合には、細いシルク糸を使い、一針一針を丁寧に重ねていきます。中には完成までに5年以上の歳月を要するものもあり、その圧倒的な手仕事の積み重ねこそ、まさに職人の誇りと芸術の結晶といえるでしょう。 生地一面に広がる繊細なステッチの美しさは、ただの装飾を超えて、見る人を圧倒する存在感を放ちます。手に取れば、きっとその深みと輝きを感じていただけるはずです。
アリーの華やかさとニードルの繊細さが融合した一枚
通常、TARA BLANCAのストールは一枚ごとに一人の職人が刺繍を施しますが、こちらはアリー手刺繍とニードル手刺繍、それぞれの技を極めた二人の職人が手がけた特別な一枚。
アリーの立体的なモチーフとニードルの細やかな手刺繍でストール全体に花々のモチーフを表現しました。

異なる手仕事が重なり合うことで、他にはない奥行きと表情が楽しめます。 装いに華やぎを添えるだけでなく、使うほどにその美しさと手仕事のぬくもりを実感いただけます。 特別なギフトとしても、長く愛用する自分だけの一枚としてもおすすめです。